UGCを活用したマーケティングの手法とは?
CGMとの違いも解説

UGCを活用したマーケティングの手法がわかる!ULSSASモデルやCGMとの違い

企業のマーケティング担当者の皆様は、顧客との関係構築やブランドへの信頼醸成に課題を感じていないでしょうか。近年、消費者の購買行動は変化し、広告や企業の公式情報だけではなく、一般のユーザーが発信する情報に大きな影響を受けています。

このような背景から、注目を集めているのがUGCを活用したマーケティングです。UGCとは「User Generated Content」の略で、消費者自身が作成したコンテンツのことです。

こちらでは、UGCを活用したマーケティングを成功させるために不可欠な多岐にわたる手法や、UGCの活用モデル、そして混同されやすいCGMとの違いを詳しく解説します。この記事を通じて、皆様の課題解決に最適なUGCマーケティングの手法を見つけるヒントを提供します。

UGCを活用したマーケティング手法の種類

UGCを活用したマーケティング手法の種類

UGCを活用したマーケティングには、目的やターゲットに合わせて活用できるさまざまな手法が存在します。以下では、主要なマーケティング手法についてご紹介します。

SNSにおけるハッシュタグキャンペーンや投稿

InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSは、UGCが最も活発に生まれるプラットフォームの一つです。企業が特定のハッシュタグを設定し、ユーザーに投稿を促すキャンペーンは、ブランドの認知度向上やエンゲージメント獲得に効果的です。ユーザーは自発的にコンテンツを作成するため、高いエンゲージメントが期待できます。

ECサイトや口コミサイトのレビュー

商品やサービスに対するユーザーのレビューは、新たな顧客の購買を強く後押しする重要なUGCです。ECサイトや食べログ、ホットペッパービューティーなどの専門サイトのレビュー機能は、ユーザーが購入前に抱く不安を払拭し、信頼感を醸成します。

ユーザー参加型のコンテストやキャンペーン

フォトコンテストや動画コンテスト、アイデア募集キャンペーンなどは、ユーザーがブランドに深く関わるきっかけを作ります。参加者はクリエイティビティを発揮してコンテンツを作成するため、質の高いUGCが期待できるうえ、ブランドの熱心なファン化にもつながります。

ユーザーからのQ&Aやアンケート

商品やサービスに関するユーザーの質問に答えたり、アンケートを実施したりすることもUGCの一種です。ユーザーは「自分たちの声が届いている」と感じるため、エンゲージメントが高まります。また、企業にとっては、顧客の生の声を収集し、商品開発やサービス改善に活かす貴重な機会となります。

UGCを活用した広告

ユーザーが作成したコンテンツを、許可を得たうえで広告として活用する手法です。プロが作成した広告よりも信頼性が高く、ユーザーの心に響きやすいという特徴があります。特にSNS広告との相性が良く、高いクリック率やコンバージョン率が期待できます。

ULSSASモデルが示すUGC施策の重要性

ULSSASモデルが示すUGC施策の重要性

消費者の購買行動は、企業の公式情報だけでなく、ユーザーが作成するコンテンツ(UGC)に大きく影響されるようになりました。このUGCが起点となる購買行動のプロセスを示したものがULSSAS(ウルサス)モデルです。UGC、Like、Search、Share、Action、Spreadの6つのステップで構成され、ユーザーがUGCに触れてから拡散するまでのカスタマージャーニーを可視化します。このモデルを理解することは、UGCをどのように施策に組み込むべきかを考えるうえで非常に重要です。

ULSSASモデルの各ステップとUGCの役割

LSSASモデルは、以下の6つのステップで構成されています。

UGC(User Generated Content)

ユーザーが商品やサービスに関するコンテンツ(レビュー、写真、動画など)を自発的に作成し、SNSなどに投稿します。これがジャーニーの起点となります。

Like

そのUGCを見た別のユーザーが、「いいね」や共感といったアクションを起こします。この段階で、UGCの信頼性や価値が広まり始めます。

Search

UGCに興味を持ったユーザーは、さらに詳しく知るために検索行動を起こします。この検索は、ブランド名や商品名だけでなく、「〇〇 口コミ」といったUGCに関連するキーワードで行われることが多いです。

Share

検索によって得た情報を、さらに自分のSNSで共有したり、友人や知人に勧めたりします。これにより、UGCがより広い範囲に拡散されます。

Action

最終的に、ユーザーは購入や申し込みといった具体的な行動に移ります。UGCが信頼の証として機能するため、企業の公式情報だけでは得られない「後押し」となります。

Spread

購入や利用体験を経て、ユーザー自身が新たなUGCの作成者となり、最初のステップに戻ります。この連鎖が続くことで、UGC施策が持続的なサイクルを形成します。

ULSSASモデルを活用するメリット

ULSSASモデルに沿ってUGCを施策に組み込むことは、顧客の信頼を醸成し、長期的な関係構築につながります。広告的な色合いが薄いUGCは、プロモーションとして効果的なだけでなく、ユーザーの「本音」が詰まっているため、企業は消費者のニーズを深く理解する貴重な機会を得ることができます。これにより、商品やサービスの改善、そしてより効果的なコミュニケーション施策へとつなげることができます。

UGCとCGMの違いと活用目的

UGCとCGMは、いずれも「ユーザーが作成するコンテンツ」という点で共通していますが、その意味合いと活用方法には明確な違いがあります。両者の違いを理解することは、自社に適した施策を構築するうえで重要です。

UGC(User Generated Content)

UGCは「User Generated Content」の略で、ユーザーによって作成されたコンテンツそのものを指します。これには、SNSへの投稿、ブログ記事、写真、動画、レビュー、口コミなどが含まれます。UGCは特定のプラットフォームに限定されず、個人のSNSアカウントやブログなど、あらゆる場所で生成されます。その最大の特徴は、企業がコントロールしない、ユーザー個人の「声」である点です。

CGM(Consumer Generated Media)

一方、CGMは「Consumer Generated Media」の略で、消費者によって情報が発信されるメディアそのものを指します。具体的には、食べログ、アットコスメ、Yahoo!知恵袋などのサイトがこれにあたります。これらのメディアは、ユーザーが情報を提供し、それが集積されることで価値が生まれます。CGMは特定の目的やテーマに特化していることが多く、ユーザーは情報を得るために自ら能動的にアクセスします。

それぞれの活用目的の違い

UGCは、個々のコンテンツを通じて消費者のリアルな声や体験を伝え、新たな顧客の購買行動を後押しするために活用されます。例えば、UGCを広告に活用したり、キャンペーンを実施したりする手法がこれにあたります。

対してCGMは、そのメディア全体における自社の評判や情報を管理することが主な目的です。サイトに掲載されたレビューへの返信や、誤った情報の修正など、そのメディア上での顧客とのコミュニケーションが重要になります。UGCは「コンテンツ」を指し、CGMは「コンテンツが集まる場所」を指す、という違いを理解することが大切です。

本物の声でブランドを成長させる新しいマーケティング

UGC(User Generated Content)は、ユーザーの「本音」が詰まった貴重な資産です。顧客の購買行動が変化した今、企業が発信する情報よりも、UGCの信頼性がブランドへの信頼を築くうえで重要になっています。SNSでのハッシュタグキャンペーンやECサイトのレビューなど、多様な手法でUGCは活用されていますが、その効果を最大化するには、ユーザーの自発的な行動を待つだけでは不十分なケースもあります。

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